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シリーズ 研修医からのメッセージ


(2) 東葛病院 2006年卒 栄原 智文

写真東葛病院の初期研修医の栄原です。今年の三月で定められた二年間の初期研修が終了する予定になっています。振り返れば本当にあっという間の二年間でした。

最初は右も左もわからず、指導医の先生方や病棟のスタッフの方々に一から教わりながらのスタートでした。初めて病棟で受け持った患者さんのことはよく覚えています。虚血性腸炎で入院した七十代のおじいちゃんでした。炎症が強くて食事を止めなくてはいけない状態で、一日中点滴につながれ十日以上食事を食べられませんでした。当然、食べられないストレスがたまって部屋を訪れるたびに色々な不満や不安を僕にぶつけてきました。話下手な当時の僕は本人を元気づけるような気の利いたことは言えませんでしたが、ひたすら長時間本人の話を拝聴する毎日でした。最後は治療がうまくいき、軽快して退院するときに見せてくれた笑顔をみればその苦労も吹っ飛びました。

それからも病棟・救急外来・診療所・往診など様々な所で忘れられない患者さんとの出会いがありました。そしてその一つ一つの出会いで学んだことから少しずつ自立してできることが増えたと思います。二年間で少しは医者らしくなったのでしょうか?

でも医師人生の中で最初の二年間は序の口で自分は医師としても人間としても未熟だし、まだまだこれからだと思います。これからもこの二年間を経験したことを大事にして、地域の人々の健康に貢献できるような医師を目指していきたいと思います。

みなさんにも同じような志しがあるならば、様々な出会いと学びがある地域医療の現場で、次代の担い手を目指して一緒にがんばりませんか?お待ちしています。

写真 栄原 智文
2006年 筑波大学医学群医学類卒業

現在小児科の研修中。
学生時代はアメフト部のキャプテンとして活躍。
そのリーダーシップは今も健在で、研修医室のまとめ役的存在となっている。