
(5)東葛病院 2006年卒 杉見 創
えっ!もう朝なの?早すぎるよ。息子たちおはよう。朝ごはんくらいはみんなで一緒に食べなくちゃね。いただきま〜す。もぐもぐもぐ。それではお父ちゃんはお仕事に行ってくるぜよ。息子(1)「ばいば〜い。また明日ね」息子(2)「ババイ」。家族には癒されるよ。確かに明日の朝まで会えないよな。それにしてもバイバイばかり上手になったな。とほほ…。
今日も寒いな。冬場のチャリは耳が切れそうだ。でもおかげでやっと眼が覚めてきた。おはようございまーす。今日は外来か。がんばろう。○○さ〜ん、どうぞ〜。患者(1)「熱があって、咳と鼻水が止まりません。お薬ください」。まあ普通のかぜだろうな。はい風邪薬どうぞ。患者(2)「手の先がしびれて、なんとなくお腹が痛くて、胸も時々苦しくなって、夜も眠れなくて、食事も取れなくて、どうにかしてください先生」???なんだか元気そうに見えるけどな。いわゆる不定愁訴ってやつみたいだけど。何か重大な疾患が潜んでいるかもしれないし、患者さんを安心させるためにも少し検査をしてみよう。看護師さーん。採血とレントゲン、心電図お願いしまーす。
ふ〜。やっと終わった。まだ病棟の仕事何にもしてないや。まずは回診しなくちゃ。どうも〜△△さん。調子はいかがですか?「おかげさまでとてもよくなりました。ありがとうございます」僕は別に何もしていないんだけどな。ちょっとのお薬と△△さんの体力で回復しただけなのにずいぶん感謝されて照れくさいな。□□さん、どうですか?「先生、この痛みを何とかしてください。手がちぎれそうです」何をやっても効果がない。□□さん、申し訳ないけど難しいみたいです。本当につらそうだよな。どうにかしてあげたい。また××先生に相談してみよう。
さてと、次は何をしようかな。看護師(1)「先生、◎◎さんおしっこ出てませんけど」看護師(2)「先生、採血おねがいします」看護師(3)「センセー、点滴の指示くださーい」看護師(4)、(5)、(6)・・・。まったく俺って人気者だな。早く上の先生達みたいに言われる前に的確な指示を出したいもんだよ。あれっ、もうこんな時間。明日になってるじゃないの。まだ勉強会の準備してないのに…。
ただいま〜。みんなよく寝ているね。お父ちゃんは今日も色々あったよ。
おやすみなさい。スヤスヤ。えっ!もう朝なの?
こんな感じで毎日過ごしています。刺激的です。お腹いっぱいになってしまうこともありますが、周りに支えてもらいながら何とかやっています。早く一人前になれるようもっとがんばらなくては。
みんなも早く医者になって僕を支えてくださいね♪

杉見 創
2006年 長崎大学医学部卒業
北海道・タイ・長崎を経て流山の東葛病院に辿り着いた元青年海外協力隊員。
山登りで培った体力でハードな研修も笑顔で乗り切る。現在二児のパパ。