東葛病院 地域に根ざしてともに歩む
 
東葛の健康

No.256 2005年11月号

第18回とうかつ健康まつり
みんなで健康づくりの輪を広げよう

雨のなか 1500人集う

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i医局のゴトケンサンバ。フィナーレの頃は雨もとぎれて
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そろいのはっぴ姿=薬局の模擬店
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医療展示コーナー
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 10月16日(日)、東葛病院北側駐車場において「第18回とうかつ健康まつり」が開催されました。今年のスローガンは「みんなで健康づくりの輪を広げよう」です。坂田新太郎実行委員長(千葉土建流山支部・執行委員長)は「いのちにとって何よりも平和が大切。憲法9条を守り、みんなが安心してかかれる医療制度にするための世論づくりが必要です。今日は大いに楽しんで下さい」と開会の挨拶。雨天にもかかわらず1500人の人出となり、演芸会場、模擬店、中央バザー、包丁とぎなどいずれの催しも賑わいました。

舞台と観客が一体になって
 舞台のオープニングは石川てつさんと糖尿病患者会の健康体操。「治療は食事療法と運動が決め手。皆さんもいっしょにどうぞ」とリズミカルにスタートしました。
 松戸七頭舞を踊る会は、江戸時代より岩手県に伝わる舞を披露。力強い踊りには、荒れ地を切り開き豊作を願う農民の祈りがこめられています。
 粋なはっぴに吉原かぶりで登場したのは南京玉簾柏愛好会。五輪や打ち上げ花火を表現した芸に拍手喝采。その他太鼓や合唱、伝統芸能など14演目が繰り広げられました。
 雨のため看護学校体育館で行われた演芸会でしたが、壇のない舞台が功を奏してか、会場は、演じる側と観客の一体感があふれました。

ずらり並んだ模擬店
 模擬店は雑貨、手芸品、陶器など55軒がずらりと並びました。食べ物屋が多かったのも今年の特徴。産直野菜や焼きそばの売り声に活気がみなぎっていました。

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安来節保存会のどじょうすくい

 雨の合間をぬって、井川錬三さん(日本けん玉連盟理事)が子どもたちにけん玉を指導。夢中になって、すぐコツを掴む子もいます。
 子どもたちは、ザリガニ釣りや風船ヨーヨー、人形劇団「おはなしくれよん」が演ずるパネルシアターにも大喜び。
 健康まつりならではの企画は医療展示コーナーです。病院の7つの職場が、アスベストQ&A、肺がん・大腸がん、終末期医療のありかたなどを模造紙に書いて展示。栄養課は塩分1?と1・5?のみそ汁をつくり、実際に舌で濃度をチェックしてもらっていました。

医局の熱演に大爆笑
 まつりのフィナーレを飾ったのは今年も医局。06年に政府が計画している、医療・介護制度の改悪を許すなと、寸劇「民医レンジャー、パート2」を演じました。
 遮光カーテンを黒マントに見立てたコイズミ総統や、女装した研修医のレッドレンジャーの大熱演に観客は笑いの渦。殿様衣装を身にまとった、後藤慶太郎医師主演の「ゴトケンサンバ」は、若い医師たちの呼吸もぴったり。アンコールとなりました。

* * *

 1988年にスタートしたとうかつ健康まつり。当初から関わってきた流山民商の五十嵐勝義さんは「東葛病院の再建を願う、多くの住民や地域の団体、病院職員、労働組合が協力して始まった健康まつりも、もうすぐ20回を迎えます。さらに楽しく、充実したまつりにしていきたいですね」と語っていました。



聴診器

その人らしい生き方

▲デイケア利用者の作品

 先日98歳の寝たきり患者さんに胃ろう(胃に管を入れて栄養を入れる治療)をつくるという話がありました。東葛病院の中でも胃ろう造設はたくさんしてきましたが、98歳という年齢は最高齢になります。1人暮らしで施設に入所しているかたで自宅には帰れません。
 施設に入所中だと「食べられなくなったら、そのまま自然に最期をむかえる」ということが現実的には厳しく、施設スタッフやご家族とも話し合った結果でした。
 個人的には、「人間が食べられなくなる」ことは加齢のための生物としての自然ななりゆきと考えられます。しかし自宅で介護できないことなど様々な事情で、胃ろうを作らざるをえないこともあります。
 日本の文化にはどう「生きて行くか」ということはよく話題になりますが「どう人間らしく最期をむかえるか」いわゆる死生学については、まだあまり日常的な話題になっていません。当院でも倫理委員会で論議されていますが、「その人らしく」ということを大切にしていきたいものです。(松尾 芳)



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