検査結果
3人に一人がポリープ、30人に一人が大腸がん
大腸内視鏡検査を受け手遅れをなくそう 2006年度に流山市が実施した大腸がん検診のうち、内視鏡など精密検査が543人に行われました。東葛病院では約1/3にあたる174人に検査を行いました。そして174人中52人を大腸ポリープ、6人を大腸がんと診断しました。3人に1人ポリープがあり、30人に1人大腸がんがあることになります。精密検査の結果、当院で36人に内視鏡的ポリープ切除術と5人の大腸がん手術を行いました。
診療部副部長・日向 眞
年間1000人の内視鏡検査
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| 内視鏡を操作する日向医師 |
東葛病院は流山市の検診も含め、6人の内視鏡医師で年間1000人の大腸内視鏡検査を行っています。もちろん、安全で確実な大腸内視鏡検査を心がけています。
通常は検査当日に外来で腸管洗浄剤を服用してもらいますが、便秘が強い方や高齢の方には、事前に入院して下剤を飲んでいただき、検査前の処置を行っています。
ポリープをとった方にも、安全のために一泊していただいています。
内視鏡検査がつらい方には、鎮静剤を使用しますが、合併症が起きないかどうか、よく観察させていただいています。
確かな診断と最適な治療を
内視鏡検査でポリープが確認されたら、5_b以上のものを中心に、内視鏡切除術を行っています。切除したポリープは、さらに病理検査を行い、がんが含まれていないかどうか、確実に切除されているかどうか調べます。
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| 大腸造影のエックス線写真。内視鏡検査で見つけたがんを矢印の部位に確認 |
がんが認められた場合には、部位はどこか、深達度はどうか、転移していないか、他の病気がないかを調べてから、どういう治療方法が最適なのか、内科医、外科医で検討し、その後に必要な治療を行います。
手術から退院まで
〜症例を通して〜
具体的な例を紹介します。
60代の男性です。下行結腸に全周が狭くなっている部分を内視鏡検査で見つけました。すぐにバリウムを注入する下部消化管造影検査を行いました。内視鏡で確認した位置に約3abの狭くなった部位を見つけました。一部をとって組織検査を実施、がんの細胞を確認しました。すぐに入院していただいて、さらに精密検査を行ってから、外科で手術を行いました。
入院してから約20日、手術をしてから11日で退院となりました。このようにスムーズに検査治療が行えたのは、内科・外科のチームワークがよいからだと考えています。
約45%が精密検査を未了か
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| 大腸の内視鏡検査でがんを発見した |
皆さんに知っていただきたいことがあります。実は昨年度の流山市の大腸がん検診(第一次検診=便潜血)は、総受診者数が9104人でした(3月末現在)。第一次検査の結果、精密検査が必要と診断された方は984人。そのうち流山市に精密検査を実施したと報告された人は、543人でした。とすると、441人の方が精密検査をされていない可能性があります。
必ず精密検査を受けましょう
30人に1人が大腸がんと考えると、約14人の方が大腸がんであるかもしれません。大腸ポリープは3人に1人と考えると、計算上は140人にもなります。ぜひ大腸内視鏡検査を受けていただき、大腸がんで手遅れの方をなくしたいものです。 |