| 保険適用後の禁煙外来
3カ月の成功率7割
06年7月から東葛病院付属診療所で禁煙外来が保険適応になりました。07年5月末までの10カ月間に、70名の患者さんが受診されています。初診3カ月後43名中31名が禁煙持続(31/43:3カ月成功率72%)、6カ月後では同様に33名中19名(19/33:6カ月成功率57%)でした。
呼吸器科・医長 星野啓一
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| 星野医師の禁煙外来 |
中医協による中間報告では、成功率3カ月39・9%といわれ、7割はいい成績ではないでしょうか? 当院の禁煙外来では初診を5人までと限定し、知識の伝達ではなく、「吸わされている」人生のデメリットをお伝えして、最終的にはご自信で禁煙開始を決めていただいています。
若い方は自費扱いで
一日喫煙本数×喫煙年数(ブリンクマン指数)200以上が保険適応になります。この規定により一番治療を受けていただきたい未青年や20歳代の方は保険が効かないことになっています。この数字は癌発生の指標として用いられていたもので保険適応の条件としては明らかに不適当ですが保険審査上止むを得ません。保険適応にならないかたでも、自費診療での治療開始をお勧めしています。
東葛病院まで来られない方は禁煙本を読むだけでもいかがでしょうか?「リセット! ―タバコ無用のパラダイス」(磯村毅著:幻冬舎1200円)がお勧めです。この方法を外来でも参考にしています。病院の売店に置いてあります。
日本での禁煙は世界一難しい!?
外来で「こんなものを売らなければいいのに」という声を聞きます。薬理学的にはニコチンはモルヒネと同等の依存性を持つ物質です。それを子どもの小遣いでも買える300円という値段で、路上の自販機で販売されている事が治療を難しくしています。
こうした国は世界中でも日本だけです。
禁煙外来の保険診療施設は敷地内の禁煙が条件となっています。付属診療所の敷地内は禁煙ですが、東葛病院はまだ敷地内禁煙になっておりません。病院の禁煙化は世の流れと考えますが、まだまだ病院内部でも反対意見が多い状況です。
ぜひご利用のみなさまからのご意見をお願いいたします。
成功者の傾向
○自己意思による来院
○やめたいと思いながら吸っている方
○応援してくれる家族がいる方
失敗・中断者の傾向
○(自己意思ではなく)しぶしぶやってきた方
○単身世帯または自分以外にも家でタバコを吸う人がいる方
○認知症など記憶障害のある方
○精神科で処方を受けている方(気持ちのコントロールに慣れていないためと思われます) |
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