7月から装い新たにスタート
24時間不眠の「救急センター」
9月からは一晩入院できる病棟を併設
東葛病院の救急外来は、24時間断らない診療をモットーにしてきましたが、手狭になった「救急外来」の施設を拡張し、7月6日から「救急センター」としてリニューアル開設いたしました。テレビ番組の「ER(緊急救命室)」をご存じの方も多いと思われますが、「東葛病院型ER」と言えるように、さらに機能の充実強化をすすめてまいります。
救急医療委員会委員長 日向 眞
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| 患者さまに迅速に対処する救急隊員と看護師
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総合的力量を高め断らない医療を
具体的には、急な病気や怪我をしたときに、どんな患者さまでも、とにかく診察してどのような治療が必要か判断します。当院で治療できることはすぐに治療し、専門病院での治療が必要な場合は責任をもって紹介するようにしています。
私どもは、自分の専門分野だけでなく、内科、外科、小児科、整形外科など、総合的に診療ができるようにトレーニングを積んでいます。その上で患者さまの病状によっては、すぐに専門医に連絡して相談できる体制もとっています。
緊急のレントゲン検査・CT検査や血液検査など、夜間でも検査を行っています。緊急の腹部外科手術や消化管内視鏡による治療、緊急の血液浄化療法・透析、緊急の輸血など特殊な治療も必要に応じて行っています。
小児救急の対応や心肺停止の蘇生も
当院では、救急患者を月間1200名受け入れ、そのうち160名が救急車での来院です。流山市の約3分の1の救急車を受け入れています。小児患者も1カ月約300名から350名を受け入れています。そのなかには、熱性けいれんやぜんそく発作なども含まれています。
また、月に5名から10名が心肺停止状態で搬入されてきます。最近の例で、心肺停止の患者さまが、蘇生術・集中治療の結果、自分で歩いて退院できるまで回復し、社会復帰されました。救急を担当するスタッフとして、実にうれしいことでした。
このように東葛地域における救急医療の役割を十二分に発揮しています。
診察室を増やし大規模災害対策も
新しい「救急センター」は、手狭だった診察室や救急処置室などを広げ、救急の患者さまを受け入れやすいように改善しました。救急隊のストレッチャー(担架)も入りやすくなりました。
点滴や処置スペースも広げ、診察室も4部屋用意し、多くの患者さまに対応できるようにしています。
気持ちを落ちつけて待っていただけるように、待合いを広げ、イスもとりかえました。大規模災害にも対応できるように準備をしています。
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| 東葛病院型のERをめざし機能を整えました |
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| 私たちが救急センターを担います(センターのスタッフ) |
救急センターに一泊入院病室を設置
「救急センター」の新しい特徴は、一泊入院できる病室を9月1日から併設することです。これまで比較的軽症の方でも「一晩泊めてほしい」「心配だから入院したい」という希望が強かったのですが、ベッドがなくて応えることができませんでした。「救急センター」開設にあたってこうした患者さまのために一泊入院専用病室を用意しました。
また急性腸炎やインフルエンザなどで、脱水がひどくても入院できずに、「救急外来」の狭いかたわらで、朝まで点滴ということもしばしばでした。これからは、こうした場合にも、安心して一晩入院して、元気になれば翌朝に退院していただくことになります。
もし継続して入院が必要となった場合には、急性期病棟に移動して治療することになります。
9月1日から開始する一泊入院可能な病室にご期待下さい。
救急医療をより身近に
当院は、第3次高度医療を担う病院ではありませんが、これからも急病や怪我の患者さまに24時間いつでも対応できるように、いっそう機能を高めてまいります。もちろん「救急センター」の病室でも、これまで同様差額ベッド料はいただきません。
流山市を中心に東葛地域の方が安心してかかれる病院、急病や怪我でも断らない病院、そして、一人ひとりの患者さまを大切にする救急医療、それが私たちの目標です。 (東葛病院 診療部副部長兼任) |