東葛病院 地域に根ざしてともに歩む
 

東葛の健康

No.280 2007年11月号

秋空のもと躍動・感動

第20回とうかつ健康まつり

医局の熱演に笑い・声援・喝采

 10月21日(日)、抜けるような青空のもと「みんなで健康づくりの輪を広げよう」をスローガンに「第20回とうかつ健康まつり」が病院駐車場で開催されました。井沢秀年実行委員長(流山民商会長)は「手づくりの催しが揃っています。舞台も買い物も大いに楽しんでください」と開会挨拶。会場は3000人をこす人々で大賑わい。午前中で早々と売れ切れのお店が続出しました。各イベントとも活気と笑顔あふれる1日でした。

写真名演技ぞろいに舞台わく

 舞台は午前10時に、「吉川一風太鼓」の祝太鼓で開幕。「野菊の会」はみんなで体をほぐしましょうと“人生まだまだ体操”を。スリカンディはきらびやかな衣装をまといインドネシアに伝わる踊りを披露しました。フラダンスや南京玉簾などが続きます。東葛合唱団はるかぜ」のハーモニーが響き、「安来節保存会」のコミカルなどじょう掬いに会場がわきます。
 まつりの舞台初出演は流山市在住・菊池南里さんのライブ、ポップピアノコンサート。ジャズ風にアレンジした「枯葉」やボサノバをイメージさせる「旅愁」など4曲演奏、聴衆を魅了しました。

食べて試して楽しんで

 模擬店は民芸品や陶器、焼きそば、松茸ご飯店など40店が軒を並べました。カルビクッパの「趙さんのお店」がなかなかの評判で、みんなの食欲をあおります。「リフレクソロジー」の看板で人目を引いたのは、外来看護師の足つぼマッサージ店、満員の予約でした。試してみたお客は「癖になりそう」と満足げ。
 産直野菜売場や大バザールは、待ちきれぬ人たちが、開店前から並べられた品々を取り囲んでいました。

写真夢中に遊ぶ子ども広場

 子どもの人気を集めたのは千葉土建流山支部の銅版彫刻。ハガキよりやや大きめの銅版に釘で図柄を刻みます。親子で一心に金槌をあてていました。
 電気店を営む島津弘明さん自作の遊具にも、大勢の子どもたちが夢中。ジェットローラーコースターやくぐり抜け箱などで飽きることなく遊んでいました。

この祭りならではこそ

 今年は医療・介護に加え、東葛総合法律事務所と綜合税経センターの協力を得て法律、年金、税金相談コーナーを設置、専門家が相談に当りました。署名コーナーには各団体が持ち寄った7種類もの署名が並べられました。病院労組委員長の森上恵子さんは、歩きまわって「医師・看護師増やせ」の署名を140筆も集めました(途中集計数)。

ぷくだ総理ついに降参

 フィナーレは「後期高齢者医療制度」を痛烈に風刺した医局の寸劇。ぷくだ総理を患者や研修医、謎の黒人、ダンサーたちが懲らしめる姿に声援が飛びます。そして「おしりかじり虫」のダンスに大喜び。本間章院長も劇中の舞台に立って「この制度は現代の姥捨て山。実施させるわけにはゆきません」と訴えました。

写真



看護師復職支援セミナー開く

注射の手が震えたけれど
復職の自信ついたかも?
 

 全国各地で医師、看護師不足による病院の縮小や閉鎖が続き、社会問題になっています。そうした折、転職者や在宅者などマンパワーを活用しようと、法人内の看護師確保推進本部が東葛病院、みさと協立病院(埼玉)の2者で実行委員会を立ち上げ、代々木病院看護部(東京)の協力も得て「看護師復職支援セミナー」を開催しました。

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人体模型を使って研修にはげむ受講生
9月30日 東葛看護専門学校実習室にて

 9月30日、会場となった東葛看護専門学校には、主催者の予想を超える17人の受講生が集まりました。
 はじめに斉藤和子法人看護部長が「最新の看護界の動向」について、工藤貴美子みさと共立病院副総看護師長が「医療安全対策とセーフティネット」について講義。その後グループに分かれ、静脈注射や採血の実技に入りました。さすがに復職をめざす受講生だけあって、指導員の指示に従い、熱心に取り組んでいました。
 午後は、現場の看護師が「救急対応のA,B,C」について講義と模範実技を行ないました。受講生は人体模型を相手に、気道を確保する挿管や心臓マッサージなどに繰り返しチャレンジ、額に汗をにじませていました。
 最後に斉藤看護部長が全員に「修了書」を授与し、第1回看護師復職セミナーは終了しました。
 受講生は「看護師として復帰したいけど、しばらく現場を離れているので、今の医療についていけるか不安だった。セミナーで少し自信回復しました」「とても手が震えました。でも、よい体験ができました」。
 指導に携わった看護師は、「学習意欲がひしひし伝ってきた。すごいやりがいがあった」とコメントしています。
 すでに受講生の1人は近所の医院に就職された様子。勤医会へも来年4月をめどに、数名が復職について協議をすすめています。
 次回は来年1月ごろ、病棟研修をおりまぜた「第2回復職支援セミナー」を予定しています。
法人看護部事務局長
公文共宣



訪問看護日誌から

野田南部訪問看護ステーションそよかぜ

生きる喜び楽しみ、希望が見えます

写真 多系統萎縮症という進行性の難病と闘っているT(女性)さんは、人工呼吸器を使用したまま在宅で生活されています。
 退院当初は、1日中、人工呼吸器を使用し、お腹から管で栄養を摂取されていました。
 私達は、1日4回の訪問をさせていただいています。声が出ないため、なかなかスムーズにコミュニケーションがとれないこともありますが、そんな時でもイライラせずゆったりと構えています。意思が通い合った時には、体いっぱいで笑いを表現されます。
 現在は、人工呼吸器に頼らずに過ごせる時間が増えてきました。大好きなコーヒーの経口摂取から始まり、今では食事に加え、毎日の晩酌も楽しまれ、休みの日には、家族で外食やドライブにも出かけます。
 Tさんは、食事の他にもメイクをとても楽しみにされます。先日、フェイスパックを勧めると、とても喜ばれ、実施しました。パックが終わると、リハビリで動くようになってきた手で、何とか自分の顔を触ろうとしたのです。少しお手伝いをすると、自分の顔に手が届いたTさんは、とても嬉しそうにされていました。
 生きる喜びや、楽しみがあり、今の状況と上手く向き合うことができるパワーを持ち、驚くほどの前進を見せるTさん。
 Tさん自身の前向きな姿勢に、私達が毎日支えられながら、訪問をさせて頂いています。
看護師 松本明日香



クスリ あ・れ・こ・れ

うちの子が○○をのみました!

煙草の誤飲事故は日本だけの現象!?

薬剤師 勇 剛直

写真 今回は日本での子どもの誤飲事故の特徴と、最も誤飲の多い煙草の対処法について紹介します。
 日本では重症〜軽症を合わせると、子どもの5人に1人ぐらいは誤飲事故を経験していると考えられています。そして、誤飲事故を起こしやすい要素として
(1)年齢:1歳未満の乳児
(2)時間:食事の時間帯(特に夕食時)…親の目がどうしても離れてしまう
(3)場所:居間…畳・座卓の生活が一般的なため
が指摘されています。当てはまるご家庭、ぜひご注意を。
 そして日本で最も多い子どもの誤飲は「煙草」です。誤飲事故全体の約1/3を占めるといわれ、これはわが国だけの現象だそうです。
イラルソ 煙草を少しなめた、あるいは少量食べてしまった(2cmぐらいまで)程度であれば、何もせず4時間は様子を見ましょう。まる1日経っても変化が無ければ心配はありません。
 しかし、かなりたくさん食べたと思われる時や食べた量がはっきりしない時は、まず口の中に煙草の葉があるか確認し、口の中にあるものをとりあえずかき出し、何も飲ませずあるいは1〜2口程度の水を飲ませてすぐに吐かせてから受診して下さい。この時決して大量の水分は飲ませないで下さい。
 灰皿のあるいは灰皿代わりにした缶の液体部分(たっぷりとニコチンが溶け出しています!)を飲んでしまい、吐かせることができない時は、そのまま大至急受診して下さい。
 煙草以外にも誤飲すると危険な家庭用品はたくさんあります。なかには「吐かせてはいけない物」もありますので、万が一子どもが誤飲をしてしまったら、できれば何を誤飲したのかを確認してから、至急ご相談・ご連絡下さい。



聴診器

通勤ウォーキング

▼いつもは車だが、たまたま歩いて通勤した日のこと。女性職員に並ばれるまもなく追い抜かれていた。相手は若くて足も長い。まあ、しょうがないか。しかしあくる日、同輩にも抜かれているではないか。健脚を自負していただけにショックだった▼一念奮起、徒歩通勤を決意。まっすぐ向かえば職場へ15分の道のりを逆方向に踏み出す。右に折れ左に曲がって30分コースを幾通りか探す▼お気に入りのひとつ、木々に覆われた台地にあるこの公園は、真夏でも涼風を感じる。犬と散歩する人々にもよく出会う。大抵は同じ面々である。初めての朝に「おはよう」と声をかけられた。私は予期せぬ出来事に返事がかすれてしまったが。山登りで挨拶を交わしたときの爽やか気分なのだ▼川べりを歩けばカワセミを見つけたり….そんな日は1日が楽しくもなる▼問題なのは健脚が蘇ったのか、だ。かれこれ2年になるがまだ兆しすらない。今日は雨が降っているから、今日は用事があるからと、車で通う理由探しをしている、こともある。(K)



東葛病院・付属診療所の医療活動



東葛病院付属診療所
インフルエンザ予防接種のご案内

1、料金等について
〇流山市在住・65歳以上(特例の方60歳以上)料金1210円
〇その他千葉県内の方は各市町村ごとの料金設定で実施
〇自費の方、3150円 (小児は二回法のため 6300円)
2、接種日等について
〇定期受診の方は診療の際にお申し出下さい。
〇予約での実施
  ・成人は金曜日の午後2時〜4時
  ・小児は月・水曜日のワクチン接種外来、 及び第2、4土曜日午後2時〜4時
○予約無しで接種も可能ですが通常の診察順番となります。
3、受付等について
※受付の際は、年齢・住所等の確認のため、保険証(お持ちの方は身障手帳)をお持ち下さい。流山市以外の高齢者の方は自治体指定の問診表(接種表)もご持参下さい。

詳細は予約センター
  電話 04−7158−9227(AМ9時〜PМ4時)
  にお問い合わせ下さい。



ぶらり・とうかつ(141)

奇妙な名の神社

写真
天形星神社

 流山市のやや南、柏市に接するあたり、長崎の地に天形星(てんぎょうせい)という変わった名前の神社がある。
 祭神は「素の嗚尊(すさのおのみこと)」とあり、神様としてはポピュラーな部に属する。天照大神の弟で「やまたのおろち」を退治したという神話は昔の教科書に載っていたような気がする。寛文2年(1662年)の創建と古記にあるが、このあたりの地域開発の歴史をみるともっと遡るかも知れない。室町期にはすでに長崎、野々下の地名が見えている。1900坪の境内には道祖神の石像物や杉、カヤ、桜、銀杏等の保存林がある。
 興味はその奇妙な社名である。市の博物館の学芸員に聞いても分からない。一つの説はこうである。今から千年以上前、中央政府の腐敗に憤激した平将門の乱が起こった。茨城県岩井(今の板東市)生まれの将門は関東はおろか信州まで戦いを進め、暴れまくった。
 その将門(土地の人はショウモンサマと呼ぶ)が信仰する星を祭ったのがこの神社の発祥だと。この説には確たる根拠はない。が、今に残る将門の奇怪な一生、京都で斬首されその首が宙を飛んで東京のどまん中、丸の内に落ち(現在そこに首塚がある)、死後は妖怪となった(浄瑠璃にある)。この奇怪さが天と星という幻想と結びつくのだ。勿論反体制に徹した将門が朝廷の守護神である天照一族を祭るはずが無い。元々は今のご神体ではなかった。という面白い話である。
 因みに、この社を管轄する諏訪神社の古谷宮司(戦後の流山市教育委員会の長)は同様の見解であった。
 神社の隣にはこのシリーズでとり上げた房総3牧の代官だった岩本石見守を祀った祠がある。(角・田)




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