東葛病院の医療 リハビリ病棟
回復期リハビリ病棟の活動をふりかえって
住み慣れた地域で暮らし続けられるよう力を合わせる
東葛病院4西病棟で、昨年5月から準備が始まり7月に正式に回復期リハビリテーション病棟32床が開設されました。この病棟は集中的にリハビリテーション(以下リハビリ)を行う専門病棟です。まもなく1周年を迎えるにあたり、その病棟活動の様子を振り返ってみました。
リハビリテーション科長・北村依理
128人が退院
この病棟では、2007年7月から2008年3月の9カ月の間に128人が退院されました。このうち111人86・7%が自宅退院でした。脳卒中の患者さんが41・4%、大腿骨頸部骨折等の整形外科の患者さんが42・2%、心不全や肺炎等で体力が低下した患者さんが16・4%でした。
今後も、新たに障害を持った方が地域で住み続けられるようにリハビリを進めていきます。
9カ月間のふりかえり

廊下も生活の場。リハビリ室に向かう鈴木さん
(左)と小倉さん(右)左端は茂木看護師長・右
端は田村介護福祉士
退院された128人の患者さんは男性48人、女性80人、27歳から96歳平均年齢74歳でした。
114人89%が東葛病院に入院され、脳卒中や骨折の急性期治療をおこなった後、回復期リハビリ病棟に入っていました。14人が他病院からのリハビリ目的の入院でした。リハビリの効果については、身の回り動作(日常生活関連動作)がどの程度出来るようになったかの点数バーセル・インデックスは56点から78点と21点増で、これは全国の回復期リハビリ病棟の平均点数(56点から76点19点増)とほぼ同様でした。
家庭訪問の重要性
この間の経験から、障害を持った方が家で暮らすには、家庭訪問が重要であることを実感しています。トイレが別の建物にあったり、急な外階段を上ったところに玄関があったり家の構造はさまざまです。
家庭訪問をして、家での患者さんの生活をイメージし、手すりなどの取り付け位置も決めてそれに合わせたリハビリを行っています。ご家族への介護方法の指導も必要なケースでは泊り込みなども経験してもらいながら
行っています。
退院された患者さん、ご家族の感想を聞き、より一層家庭訪問、介護指導の力をつけてゆきたいと思います。
院内外の連携
リハビリ病棟に入院してからもさまざまな病状変化がおきます。9ヶ月間の中で病状が変化し検査、治療が必要となり他病棟に移った患者さんが29人おられました。
東葛病院ではリハビリテーション科のみではなく、病状に応じて各科に相談できるので安心です。室料差額がないことも利用しやすい点です。
地域の医療福祉サービスとのネットワークを強め、今後も障害を持った患者さんの地域でのその人らしい生活を精一杯応援していきたいと思います。 |