東葛病院 地域に根ざしてともに歩む
 

東葛の健康

No.292 2008年11月号

秋空に恵まれ大盛況

第21回 とうかつ健康まつり

地域医療を守るたたかいは皆さんとともに

 10月19日(日)、天気予報がみごとに当たり、薄曇と時折のさわやかな秋の陽射しのもと「みんなで健康づくりの輪を広げよう」をスローガンに「第21回とうかつ健康まつり」が病院駐車場で開催されました。栄原智文実行委員長(東葛病院医師)は「東葛病院は地域の方々とともに歩む病院です。皆さんと共に準備した今日をおおいに楽しみましょう!」と開会挨拶。会場は3000人をこす人々で大賑わい。工夫された新しい催しもあり、大好評でした。

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若手医局員総出演のアップテンポな創作ダンス。節目では「グ・グ・グ〜!フォー!」のジェスチャーと奇声が…

舞台では大熱演

 中央舞台は午前10時に、「吉川一風太鼓」の祝太鼓で開幕。
 まつりの舞台初出演は、「よさこい連」5連・60人からなるよさこい踊り。激しい動きと各連の競い合う群舞が観客を魅了します。
 続く「とんとんみー」のエイサーも大好評。特に小さいお子さんのあどけない太鼓姿に会場は大声援。「新婦人」のフラダンスにも応援の拍手。
 その他、恒例となった安来節保存会の踊りやフラダンス、合唱、太鼓、伝統芸能など全体で13演目が繰り広げられました。

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「とんとんみー」のエイサーも初主演 「よさこい連」5連・60人が元気に群舞

 

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中央バザーや模擬店・食堂街も嬉しい人出

今年も完売が続出!模擬店

 模擬店は民芸品や陶器、焼きそば、松茸ご飯店など47店が賑やかに軒を並べました。
 安値と気迫で勝負した付属診外来看護の「おにぎり屋さん」はお昼時の人出も手伝って早々に完売。子どもの広場に近いところに配置した「ゲーム」のお店も子どもたちの大人気。
 産直野菜売場や大バザールは、待ちきれぬ人たちが、開店前から並べられた品々を取り囲んでいました。

夢中で遊ぶ子どもたち 

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子供の広場のジェットローラーコースターは大人気

 子どもの人気を集めたのは千葉土建流山支部の木工教室。親子で楽しんでいました。
 島津弘明さん自作の遊具にも、大勢の子どもたちが夢中。ジェットローラーコースターなどで飽きることなく遊んでいました。
 「おはなしくれよん」が演ずる人形劇も付属診内で行われました。

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流山土建による「建てまえ」。餅撒きに大歓声

「建てまえ」が大人気   

 土建流山支部は、新たな催しとして「建てまえ」を披露。家屋の骨組みが建ちあがった上部で餅撒き(危険防止のため駄菓子で実施)が行われました。柳沼執行委員長を先頭に、威勢の良い掛け声とともに撒かれる祝儀に、幾重にも取り巻いた見物客は大歓声。

この祭りならではこそ

 今年も医療・介護に加え、東葛総合法律事務所と綜合税経センターの協力を得て法律、年金、税金相談コーナーを設置。専門家が相談に当りました。署名コーナーには各団体が持ち寄った署名が並べられ、「医師・看護師増やせ」の署名も集まりました。

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医局の寸劇『ジョイ(女医)レンジャー』

若手医師が熱演

 フィナーレは医局の寸劇。民医連医師として生活習慣病や政府の高齢者・庶民いじめと「ジョイ(女医)レンジャー」が果敢に戦うストーリー。
 最後には恒例となった若手医師総出演での創作ダンスで、発する奇声は「グ・グー! フォー!」。
 閉会の挨拶で大野義一朗東葛病院副院長は「皆さんと共に成長しているこの病院には、このように若い医師たちが新たに参加しています。これからも頑張りましょう!」と結びました。

 


シリーズけんさ(35)

足関節上腕血圧比《ABI》検査 (上)

写真 ABI検査では、簡単に動脈硬化を測定することができます。
 動脈硬化は症状がないまま序々に進行し、そのまま放っておくと脳出血、脳梗塞、狭心症、心筋梗塞といった病気を引き起こすことになります。高血圧の方や50歳を過ぎた方はこの検査をすることをお勧めします。検査時間も短く、痛みも伴わないため、定期検査に向いています。
(1)ABI;四肢の血圧を同時に測定します。腕と足首の血圧を比べて、血管の狭窄度合いを調べます。
(2)PWV;心臓が送りだした血液が手足の先首で到達する時間を調べて、血管の固さを推定します。到達時間が短いほど、血管が固いということになります。
 この2つの検査を同時に行うことにより、動脈硬化の度合いを調べます。
 次回は実際の検査についてお話します。
臨床検査技師・課長 清原佐和



クスリ あ・れ・こ・れ

アスピリン喘息について

解熱鎮痛薬で喘息が悪化したことがありませんか?

薬剤師 比田井かおり

写真 アスピリン喘息とは、アスピリンやその他の解熱鎮痛剤の使用によって発作を起こす喘息のことを言います。
 薬を使用後1時間以内に鼻づまり、鼻水といった症状に続き、息苦しい、息をするとゼーゼー・ヒューヒュー鳴るといった喘息発作が起こるのが特徴です。重症の場合が多く、時に命に関わることもあるので、喘息発作が起こったらすぐに病院にかかり適切な治療を受ける必要があります。
 成人の喘息患者さんの約10%の人で起こり、子どもの喘息患者さんにはほとんど起きません。30〜40歳代に発症することが多く、鼻症状(副鼻腔炎、においの感覚の低下など)を合併している、男性より女性に多い、もともとの喘息が重症の人に多いといった特徴があります。
 アスピリン喘息を起こさないためには、原因となる薬を使わないようにすることが原則です。これらの薬は、風邪の時に処方される解熱剤、腰痛時・頭痛時・けがをした時の痛み止めなどをはじめ、病院では内科に限らず様々な科で使用されるケースがあるので注意が必要です。
 市販の風邪薬、頭痛薬にも含まれている場合もあるほか、坐薬、シップ薬、塗り薬、目薬に含まれる成分によって発作を起こした例も報告されています(シップ薬や塗り薬の場合は喘息発作が出るまで数時間かかります)。
 薬以外では、添加物(防腐剤など)や練り歯磨き、香水のにおい、香辛料が多く含まれる食事などで発作を起こすこともあると言われています。また、喘息になる前に飲んで問題なかった薬でも、喘息発症後には合わなくなっている場合もあるようです。
 喘息と診断された後、最近1〜2年のうちに解熱鎮痛薬を飲んで喘息の調子が悪くなったことがないか確認してみてください。
 以前に思い当たる症状があった方、症状はなくても喘息があるので心配な方は薬を飲む前に医師・薬剤師に相談するようにしましょう。



聴診器

環遠くの親戚、今は

 ▼長期に渡って病気を患い、ついに危篤状態に陥いった時に、遠くからきた親戚の方から唐突に今までの経過の説明を求められることがあります。ずっと患者さんを看病してきた近親者は充分に了解されているのにもかかわらず、自分は聞いていないとの理由です。本来は親族内での話で済む話ですが、そうもいかず一から説明しなおすことになります。▼しかし、最近は遠くの親戚ではなく、近くに住む息子さんが突然こられて、今までの経過を説明して欲しいと言われたのには驚きました。患者さんは何度も入退院を繰り返し、経過も長い末期癌の方でした。こちらも息子さんがいるなら、病状を説明しますので外来に一緒に来るか、入院中のその機会を設けますよと話していました。しかし、患者さんの夫からこちらでよく説明しておきますからと言われ、気になりながらもそれ以上は遠慮していたご家族でした。▼核家族化、親子間の絆の薄さといった現状に、ついていけない寂しさを感じます。(K)



東葛病院・付属診療所の医療活動



ぶらり・とうかつ(146)

松戸宿の祭神

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松戸神社

 水戸街道と呼ばれる昔の道は柏市を抜けると、今の国道6号線を暫く行き松戸市上本郷で右に岐かれ、松戸市内に入る。市民劇場のある交差点をそのまま行くと、新しい商店街の間に宿場町の造りを残した建物が点在している。江戸に向かう旅程の最後の宿場であったろう、このあたりは殷賑を極めた。江戸に向かって横町を左に入り朱塗りの小橋を渡ると松戸神社がある。神主さんの説明によると創建は寛永3年となる。今から380年前の事で祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)とあるから神様としては本家筋。
 松戸の地名は、この本家が常陸、武蔵の征定に赴くにあたって供をする武将とこの地で待ち合わせた、待ち処、待土(まちど)に由来すると言う。代々水戸家の崇敬をえて、テレビでおなじみの黄門様も立ち寄られたと。現在の建物は文久3年(1863年)に造られた。江戸時代には神社を中心とした松戸宿の大祭りが盛大に行われ、4里四方の人々を集め、大変な賑わいだった。
 街道を挟んで江戸川寄りに樋古根川から根本までの一帯を平潟と言い(地図上には無い)一大歓楽街であった。平潟遊郭街である。
 昭和30年代、筆者もこの地を歩いた。新宿の大富豪が建てたという立派な建物三井家(三井三菱のそれではない)が学生寮として残されていた。この建物も平成になって壊された。
 話を戻そう。境内にはコンコンと吹き出すわき水があり、参詣者が両手ですくって子供に飲ませていた。写真にある神橋の下を流れているのが坂川で、清冽な流れは延々と旅をしてヒレガ崎のドブ川に変身する。 (田)




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