東葛病院 地域に根ざしてともに歩む
2006/10/13
 
終末期医療 在宅で看とること
   

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写真
日時:2006年11月18日(土)

 13時30分開場 14時開会 17時閉会

会場:初石公民館ホール

参加費:無料

主催 東葛地域医療倫理問題研究会主催

    後援東葛病院・東葛健康友の会

講演:波平恵美子氏
    お茶の水女子大学名誉教授

「死を意義あるものとする文化ー過去・現在・未来」

シンポジウム:終末期医療 在宅で看とること

シンポジスト:医師、看護師,有識者ほか

すべての方が病院で死を迎えられるのではなく、病状によって、また患者さん自身のご希望によって自宅で家族に見守られ、往診や訪問看護を受けながら、希望をかなえる方が増えてきています。その人らしくよりよく生きること、そのために患者や家族が医療者側と終末期をどうむかえるかについて考え、話し合うシンポジウムを行います。

写真波平恵美子氏の略歴 文化人類学者
九州大学教育学部卒、九州大学大学院教育学研究科博士課程単位取得満期退学、テキサス大学大学院人類学研究科で博士号取得。佐賀大学助教授、九州芸術工科大学芸術工学部(現在九州大学に合併)教授を経てお茶の水女子大学教授。お茶の水女子大学名誉教授。
著書『からだの文化人類学』(大修館書店)、『日本人の死のかたち』(朝日新聞社)など多数


倫理委員会 第2回公開医療倫理講座の主題について

1.終末期を在宅で看取る 本間院長

(1) 入院医療が診療報酬上、ますます制限され、医療経済的考え方から在宅医療の強化、終末期を自宅でという世論が作り出されている。しかし私たちは終末期の方々が病院から追い出され、切り捨てられるのでなく、最後をいかにその人らしくより良いQOLを持って生きるために入院生活でなく在宅ですごすことへかかわり、援助していくことが求められている。その点で医療側ができること、やらなければならないことを明らかにする。

(2) 癌終末期、老人の終末期の違いも検討して行く

(3) 実際に自宅で看取った家族の経験から自宅で最後を迎えてよかったこと、介護する上で、看取る上での家族の不安と、困った点、医療従事者に家族が期待していることを明らかにしていくこと。

2.波平先生への講師要請について 伊藤総院長

波平先生のご本でもふれられておりますが、多くの方々、中には病気というより老衰だと思われる超御高齢の方でも病院で死を迎えられ、「どのように死を迎えていくのか」、「死に至るまでどのような様子だったのか」家族の方々が詳細に看取りながら見送るというのはほとんど不可能なのが現状です。それぞれの患者さんにおいて、病院に頻回に訪れ看病する人は限られており、家族の中で特に日中働いている方や、小さな子供さんにとってはまったく不可能です。

それでも最近では、特に癌で亡くなられる方の中には、自宅で家族に見守られながら死を迎えたいと希望され、往診や訪問看護を受けながら、希望をかなえる方の数も少しずつ増えてきています。しかしながら、自宅で看取るといっても、いざ死が近づき、患者さんの様子がかわり苦しげな様子になってくると、どうしてよいかわからず不安になって救急車で病院に連れてきてしまい、結局病院で亡くなることもあります。

波平先生の著書『日本人の死のかたち』に記されている「人間にとって死は生を考えるうえで大きな糧であり、人間はそれをよく認識し、豊かな「死の文化」を発達させてきた。しかし死の具体的な姿が見えなくなれば人間にとっての死の意味は失われ、同時に生きる意味も見失わせる」とありますが、ぜひこうしたお話をシンポジウムの場でご講演願いたいと思います。


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