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今年4月より東葛病院で初期研修を始めたスレスタ・サントス医師(東京医科歯科大学2004年卒)の研修風景をお伝えします。
『皆さん、こんにちは。研修医1年目のスレスタ・サントスです。出身はネパールです。東葛病院に来て3ヶ月がたち、まだわからないことばかりですが充実した毎日です。将来は医師の足りないネパールに戻り、多くの国民を助けられるオールラウンドで親切な医師を目指し日々研修に励んでいます。これから研修医になる皆さんに、東葛病院の研修の様子をお伝えしていきたいと思います。どうぞ宜しくお付き合い下さい。初回のテーマは「研修医として初めて担当した患者さん」です。
患者さんは92歳の女性。食欲低下、腹痛と発熱を主訴に入院してこられました。最初の患者さんということもあり「さぁ、頑張るぞ」という気持ちと同時に「患者さんとうまくコミュニケ−ションがとれるだろうか?研修医だと患者さんに不安を与えてしまうのではなかろうか?なにより外国人の医師を受け入れてくれるのだろうか?」と様々な不安が入り交じりドキドキしながら患者さんの病室を訪れました。患者さんの病室に入り少し緊張しながら「こんにちは、M.Kさんですね。本日から担当になりますスレスタ・サントスと申します。宜しくお願いします。お体の調子はいかがですか?」と問診を始めました。患者さんは痴呆が少しありましたが、笑顔で様々な話をしてくれました。小学生の頃のお話も伺いました。いつもニコニコしていて会うと「おかげ様でよく眠れました。」とあいさつしてくれる、とても穏やかな方でした。
病状は左下腹部に腫瘤が触れ、圧痛があったので、腹部エコー、腹部CTを行ったところ腹腔内膿瘍を認めました。ドレナージを施行して抗生剤を投与した結果、圧痛や発熱はよくなりました。しかし、食欲低下と腹腔の腫瘤は依然として見られたため大腸癌を疑い、下部消化管内視鏡、注腸造影を行いました。その結果、S状結腸癌と思われる病変を認めました。しかし生検の結果は良性病変ということだったので、再度注腸造影と下部消化管内視鏡を施行し、再度生検をしました。結果はやはりS状結腸癌でした。初めての患者さんが大腸癌か?という感じです。
さて、ここまで病状について書き連ねてきましたが、ここに到るまで実際は指導医に教えてもらうことばかりでした。検査オ−ダ−は?治療方針は?と悩んでいるときに指導医の吉田医師はとてもやさしく、いつでも丁寧で細やかに指導してくれました。患者さんが39度の発熱でぐったりしているときなどはとても不安に襲われました。そんなときも指導医の吉田医師はやさしく励ましてくれました。
こうした中で私にとっては初めての患者さんでありましたが、家族の方も自分のことを大変信用してくださり、様々なお話をしてくれ、コミュニケーションもうまくいっています。正直、難しいことも多々ありますが充実した毎日です。』
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