泌尿器科

 

○泌尿器科科長・副院長 一ノ瀬義雄
当院泌尿器科は外来での診療を中心に行っています。診療内容について簡単にご紹介します

  1. がんの早期発見・診療連携
    当院では基本的にがんの手術はしていませんが、泌尿器科のがん検診という立場からの診療を心がけています。具体的には現在、前立腺がんにはPSA(前立腺 特異抗原)という早期発見に有用な血液検査があります。ただしPSAは年齢で基準値が異なり、また治療の必要のないがんの発見につながる恐れのあることか らその判断によっては患者さんが戸惑うことも多くあります。がんの検査・治療は心理的・肉体的にも大きな負担があるためPSAの理解の一助になれるように 説明をしています。また前立腺がんではホルモン治療という定期的なクスリによる治療が行われますが、病状の落ち着いた患者さんや経過観察の必要な患者さん では待ち時間の少ない当院など地域病院へ大きな病院から診療連携として紹介されることがあります。
    その他、血尿で発見されることの多い膀胱がんは痛みの少ない膀胱のカメラを使用して早期発見に努めています。また検診などのエコー検査で発見されることの多い腎臓がんはCT検査を行い早期診断のうえ手術の可能な施設へご紹介しています。

  2. 一般的な泌尿器科の病気
    尿路結石は強い痛みをともなうため、患者さんとしては非常に不安になる病気です。外来を受診した当日に結石かどうか診断をつけるようにしています。そして結石の大きさや位置によって破砕術が必要なら結石破砕の可能な施設へご紹介します。
    膀胱炎や腎盂炎などの尿路感染や性行為感染症(クラミジア・淋病など)も通常は外来で治療を行っています。

  3. 排尿相談
    「おしっこが近い」「おしっこが出にくい」などの排尿トラブルは困っている患者さんが多いにも関わらず、なかなか受診する機会がありません。「大きな病院 にはかかりづらい」「女性だから泌尿器科はいきにくい」「年のせいだから我慢しよう」など理由はさまざまです。
    もちろん泌尿器科を受診して、すべて良くなるわけではありませんが、原因がはっきりすることで生活指導やくすりで症状が軽快することがあります。もしも困っていたらいつでもご相談下さい。

○泌尿器科医師紹介
一ノ瀬義雄(泌尿器科専門医、指導医)、小澤雅史(泌尿器科専門医、非常勤)
○診療日、時間などについては、外来診療表をご覧ください。

 

「高齢者のみなさん〜おしっこの悩みありませんか」(しんぶん赤旗より)


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