<お口の健康大丈夫ですか?>
歯のこと、お口のこと気になるけど、ついつい後回しになっていませんか?
「歯が少し痛むけど、まぁ大丈夫か…」「歯医者さんに行くのは気が重いなぁ」
そんな風に感じたこときっと誰にでもありますよね。でもお口の健康は全身の健康と深く繋がっているのです。
国民の8割がかかっていると言われる歯周病。歯周病とは、歯につく歯垢(プラーク)と呼ばれる細菌が原因で歯を支える組織が炎症を起こす病気です。歯周病が進行すると歯を失うだけなく、様々な病気にも影響することが分かってきました。
特に、糖尿病とは深い関係性があり、細菌が歯茎から血流に入ることで体内の炎症が増進しインスリンの働きが阻害されることで血糖値が上がりやすくなり糖尿病の発症や悪化の原因となるのです。また糖尿病をお持ちの方は免疫力が低下しやすいため、歯周病が悪化しやすく、また治りにくくなるという悪循環に陥ることもあります。その他にも、心筋梗塞や脳梗塞、高齢者の方に多い誤嚥性肺炎の原因になることもあります。
最近ではアルツハイマー病との関係性も報告されています。お口が健康でないと、好きなものも食べられず、身体の栄養状態にも影響してしまいます。食べたいものを美味しく味わえることは毎日の生活の質(QOL)の向上にも繋がります。だからこそ、お口の健康を守るための「歯科予防」がとても大切です。
<歯磨きが大切!>
一番の予防法は毎日の正しい歯磨きです。毎食後に丁寧な歯磨きを心掛けましょう。しかし歯ブラシだけでは落としきれない歯垢もあり、定期的に歯科検診を受けることが非常に重要です。
2025年からは成人歯科健診が義務化されました。対象年齢の方には自治体より受診券が届きますのでぜひ活用して下さい。
世田谷区にお住いの75歳以上の方は「すこやか歯科健診」を無料で受けることが出来ます。
詳しくは、お住まい近くの「あんしんすこやかセンター」にお問い合わせ下さい。歯医者さんに通うことが難しい場合は歯科の訪問診療を利用する方法もあります。日頃から歯の健康も意識して、いくつになっても自分の歯でおいしく食べて、元気に過ごしていきましょう。
6月に早くも猛暑日続出の予報!! 無理はせず、日中の暑い時間帯の外出は避け、涼しい環境でお過ごし下さい。水分・塩分はこまめに補給して、熱中症に充分注意しお過ごし下さい。